2017年5月10日、韓国大統領に就任した文在寅大統領の就任当時の支持率は、74.8%でした。
この異常に高い数字は、前政権の朴クネ大統領の『辞任』の仕方に大きく影響していました。
正式には、朴クネ大統領は辞任ではなく、罷免されて大統領を辞めることになります。
あれから1年半以上が経ち、今現在の文在寅大統領の支持率は、はたしてどれくらいの数字になっているのでしょうか?
支持率の推移を確認してみましょう。
高支持率での出発
朴クネ前大統領が罷免されたことにより、2017年5月9日に韓国大統領選挙が行われました。
朴クネの所属していた政党の韓国自由党では、大統領候補に洪準杓をたて、共に民主党の文在寅と選挙戦を争うことになります。
国民からの圧倒的な支持を受けた文在寅は、選挙戦を優位にすすめ、結局大差で当選します。
得票は、以下の数字です。
- 文在寅:13,423,800票
- 洪準杓: 7,852,849票
- 安哲秀: 6,998,342票
(他2名立候補)
そして冒頭で書いたように、大統領就任直近では、74.8%という高い支持率をえます。
現在の支持率と推移
高い支持率で出発しても、実際に政治をおこなっていけば、理想として掲げていた政策を実行できないことも出てきます。
その結果、支持率が徐々に下がっていくのは、やむを得ません。
問題はその下がり方です。
文在寅大統領の場合は、どうなのでしょうか?
支持率の推移を確認してみましょう。
支持率の推移をみると、徐々に支持率が減っていることがわかります。
何か大きな失態を犯したのであれば、一気に支持率低下という数字があらわれるはずです。
これは、少しずつ期待が失望に変わっていった可能性があります。
【産経新聞 2018.12.3】
不支持の理由に「雇用や投資の悪化の継続」「経済回復に対する期待感の急落」などが挙げられている。韓国ギャラップの調査でも、経済問題が不支持の最大理由だった。低迷する景気に国民の不満が高まっていることを示した形だ。
前の朴クネ政権の時も、大きな課題であった経済問題でした。
文在寅大統領は、雇用拡大や最低賃金の引き上げ、格差解消などを国民に約束しましたが、経済はいっこうに良くならず、かえって悪化しています。
支持率を上げるための反日
韓国の場合、支持率が下がってくると、ほとんどの大統領が反日的な言動をおこなって、支持率回復を計ります。
保守政治家とみられていた李明博大統領も、大統領任期後半に、天皇陛下への侮辱発言や竹島への不法上陸をおこないました。
文在寅大統領の場合は、盧ムヒョンが大統領だった時に、大統領秘書室長だったことからわかる通り、完全に左派思想の持ち主であり、北朝鮮にシンパシーを感じているのは明らかです。
それを考えると、文在寅大統領には、日本と上手くやっていこうという考えは、ほとんど無いのではないかと思われます。
それが、現在の対日政策(いわゆる徴用工訴訟、哨戒機レーザー照射問題)に如実に表れています。
わずかに回復したとはいえ、今後も文在寅大統領の支持率は、下がる一方でしょう。
起死回生できるかどうかは別として、最後にうてる手は、反日しかありません。
韓国国民が根底に持っている反日精神を払拭できないかぎり、100年・1000年経っても日本と韓国は、良好な関係を築くのは難しいのかもしれません。
【関連記事】⇒『韓国との国交断絶の可能性はありえるのか?』
コメント