サイバー攻撃を受けると病院はどうなるのか?

社会問題(課題)

大阪急性期・総合医療センターが10月31日にサイバー攻撃を受けて大変なことになっています。

病院がサイバー攻撃を受けた場合、どんが障害が考えられるのでしょうか。

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医療提供体制に支障

今回の大阪の病院で問題となっているのが、サイバー攻撃によるシステム障害で、電子カルテが閲覧できないという問題です。

現在の病院では、紙のカルテから電子カルテへの移行がだいぶ進んでいます。

厚生労働省の令和2年(2020年)現在の情報によると、一般病院全体での電子カルテ普及率は57.2%で、病床400床以上の病院では、91.2%となっています。

街中の一般診療所でも49.9%と半数が、すでに電子カルテシステムを使用しています。

厚生労働省

厚生労働省からは、電子カルテによる環境整備の推奨がなされています。

と同時に、今回のように病院へのサイバー攻撃に対して厚生労働省では、サイバーセキュリティ対策にも力を入れるように、医療機関への指導を行っています。

また電子カルテの問題以外では、コンピュータウイルス感染により、検査機器の不具合が発生することがあります。

福島県立医科付属大学では以前、CTで胸部を撮影中に管理端末が再起動され撮影画像を保存できなかったり、胸部のフィルム画像やレントゲン写真を読み取る際、装置が自動で再起動される状態となり、別室の装置で再撮影することになったケースもあります。

個人情報の漏洩

今回の大阪急性期・総合医療センターでは、個人情報が漏洩したという発表はされていません。

もしサイバー攻撃により、個人情報が漏洩した場合どうなってしまうのでしょか。

2022年7月に類似の事件がありました。
以下の記事です。

【朝日新聞デジタル 2022.7/4】
岐阜市の民間病院の安江病院は4日、サイバー攻撃で不正アクセスを受け、患者ら約11万人分の氏名や住所などの個人情報が流出した可能性があると発表した。
現時点で悪用は確認されていないという。
病院によると、流出の可能性がある個人情報は、患者や新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた人の氏名や生年月日、住所、電話番号、病歴など。
病院は「システムの仕組み上、データを断片化しているため、第三者が閲覧・加工して不正に利用できる可能性は低い」としている。
患者全員に郵便で連絡したという。

この岐阜の病院のケースでは、患者の情報漏洩はしたけれでも不正に使用されてはいないようです。

情報が不正に使用されたというような後追い記事もないので、病院が発表していることが事実なのでしょう。

カルテ事業者はデータの暗号化を施したり、不正侵入検知システム、ファイヤーウォールを設けて外部からの不正なアクセスを遮断するなど、強固なセキュリティを構築していることがほとんどと聞きます。

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