開催に賛否両論のある今回の東京オリンピックですが、いよいよ7月23日から開催されます。
開催が決定した以上、日本代表選手の活躍に期待したいものです。
通常の試合はあまり注目されなくても、ことオリンピックとなると、金メダルが期待される筆頭といってもよいのが、柔道です。
果たして、今回の東京オリンピックで、柔道日本代表選手は、何個の金メダルを獲得することができるのでしょうか。
予想してみましょう。
目次
東京オリンピック柔道日本代表選手
まず、東京オリンピックの柔道日本代表選手を確認してみます。
柔道の階級の体重は男女で異なり、それぞれ7階級で争われます。
女子日本代表
- 48kg級 渡名喜風南
- 52kg級 阿部詩
- 57kg級 芳田司
- 63kg級 田代未来
- 70kg級 新井千鶴
- 78kg級 濱田尚里
- 78kg超級 素根輝
男子日本代表
- 60kg級 高藤直寿
- 66kg級 阿部一二三
- 73kg級 大野将平
- 81kg級 永瀬貴規
- 90kg級 向翔一郎
- 100kg級 ウルフ・アロン
- 100kg超級 原沢久喜
混合団体
今回の東京オリンピックから、男女混合団体での競技が追加されました。
混合団体は、男女3人ずつ合わせて6人がチームを組んで争い、先に4勝したチームが勝ちになります。
階級は男子が73kg以下・90kg以下・90kg超、女子は57kg以下・70kg以下・70kg超で、同じ階級の選手同士が戦います。
オリンピック柔道日程
オリンピックの日程は、7月24日(土)から7月31日(土)の7日間です。
- 7/24(土):女子48kg級、男子60kg級
- 7/25(日):女子52kg級、男子66kg級
- 7/26(月):女子57kg級、男子73kg級
- 7/27(火):女子63kg級、男子81kg級
- 7/28(水):女子70kg級、男子90kg級
- 7/29(木):女子78kg級、男子100kg級
- 7/30(金):女子78kg超級、男子100kg超級
- 7/31(土):混合団体
日本代表金メダル予想
今回のオリンピックで柔道日本代表は、何個の金メダルを獲得できるのか予想してみます。
女子金メダル予想
今回の日本代表は、63kg級の田代未来選手が、2016年リオデジャネイロオリンピックの出場者(5位)で、2度目の出場です。
他のメンバーは、初出場です。
女子で一番の注目は、52kg級の阿部詩選手が金メダルをとれるかどうかです。

兄の阿部一二三選手との兄妹ダブル金メダル獲得を誰もが期待しています。
直近のグランドスラム・カザン(ロシア)大会でも優勝を果たしましたので、金メダルの可能性大です。
他の階級で金メダルをとれる可能性が高い選手は、78kg超級の素根輝選手でしょう。
2019年の春以降、国際大会を含め優勝を続け、コロナ禍をへて、2021年のグランドスラム・タケシント(ウズベキスタン)でも優勝しました。
素根輝選手は、阿部詩選手とは同学年で、中学時代からとても仲良しです。
日本女子の実力はどの階級でもトップクラスですので、金メダルは難しくても全員メダル獲得の可能性は充分ありえます。
以上のことから、女子の金メダル獲得数は、2個と予想します。
男子金メダル予想
次は、男子選手です。
男子はオリンピック2回目の出場選手が、代表7名中4人います。
60kg級の高藤直寿選手、73kg級の大野将平選手、81kg級の永瀬貴規選手、100kg超級の原沢久喜選手です。
その中で、オリンピック2連覇がかかる大野将平選手は安定感があり、得意の内股や大外刈で、もっとも金メダルに近い選手といっても過言ではありません。

高藤直寿選手は、リオデジャネイロオリンピックで優勝候補筆頭と言われながら、銅メダルに終わった悔しい経験があります。
国内大会では、他の選手から研究されていることもあり厳しい試合も多いですが、日本代表の座をつかみ、東京オリンピックでは前回の雪辱を果たすのではないでしょうか。
先ほどふれた阿部詩選手の兄、66kg級の阿部一二三選手も有力な金メダル候補です。
66kg級の日本代表選考は、最後の最後までもつれて、やっと阿部一二三選手に決まりました。
昨年の12月13日に最終的な選考会が、阿部一二三選手と丸山城志郎選手との間で行われました。
4分の本戦で決着がつくはずもなく、その後ゴールデンスコアの延長戦に突入し、20分になっても決着がつきませんでした。
そして24分の死闘の末に、最後は大内刈りによる技ありで、阿部一二三選手が代表の座を勝ち取りました。
この戦いで、阿部一二三選手が精神的にも更に強くなったことは間違いありません。
以上のことから、男子では3個の金メダル獲得と、予想します。
獲得金メダルまとめ
混合団体は、2017年の柔道世界選手権から導入されましたが、日本は連覇中です。
東京オリンピックでも金メダルは確実でしょう。
以上、個人的な予想は、金メダル獲得個数男女混合団体合わせて、7個です。
「あれ、合計すると6個じゃない?」
すみません。
男女とも実力者ぞろいなので、予想した選手以外でも誰か一人は運(相手選手の不調や怪我など)を引き寄せ、金メダルを取ると思うので、最終的には7個の金メダルを獲得すると考えます。
熱い戦いを期待し、日本代表選手を応援しましょう。
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