婚活に対して、「疲れた」「もう私には無理」そんな思いになってしまう人が結構いるようです。
なぜ、そうなってしまうのでしょうか?
恋愛結婚は、恋愛の延長が結婚に至ったという結婚のかたちです。
それに対して婚活は、結婚をするために相手を探すおこないです。
この違いが、わかっているようでわかっていない結果、先ほどのような思いにいたってしまうことが多いようです。
結果として、婚活鬱になってしまったという人が出てくることになります。
今回は、婚活鬱について考えてみたいと思います。
婚活鬱(うつ)とは?
婚活鬱とは、どういうものなのでしょうか。
鬱(うつ)
婚活鬱という言葉は、あくまで造語です。
婚活をしてうまくいかず、うつ病になってしまい、その原因が婚活にあるのではないかということで、この言葉が生まれました。
まず、うつ病ですが、厚生労働省のHPにはこう書かれています。
うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気ですが、脳のエネルギーが欠乏した状態であり、それによって憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。
つまり、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることもできます。
また、その種類や特徴、重症度も様々で、「眠れない」、「食欲がない」、「一日中気分が落ち込んでいる」などの状態が続いているようなら、うつ病と疑ってみることが必要です。
うつ病になる原因としては、例えば『環境要因』(人間関係のトラブル、親しい人との死別、環境変化など)が考えられます。
他には、『性格傾向』も大きく影響します。
責任感が強かったり、几帳面な性格だったり、凝り性だったりすると、過度の精神的なストレスを感じやすくなります。
『遺伝的要因』や『慢性的な身体疾患』も発症要因のひとつです。
婚活鬱の症状
婚活鬱になると、何ごとに対してもやる気がおきなくなり、当然婚活をする気もおきなくなります。
仕事にも影響してくることであり、早めに対処することが大切です。
婚活をする気持ちだけではなく、何にも興味がわかない楽しくないなどの思考になったり、「自分には価値がない」という考えに陥るようになってしまうようであれば、うつ病かもしれないと判断した方がよいでしょう。
私達は、喉が痛かったり微熱などが続くと、「風邪かな?」と結構すぐに病院に行って診察を受けます。
ところが、精神的不調に対しては、精神科の病院へ行く敷居が高くなっている傾向にあります。
何でもなければ、それはそれで良いことなので、精神的にまいっているのであれば、専門家から早めの指導やアドバイスを受けることが必要ではないでしょうか。
婚活鬱にならないために
通常の鬱に対しても、『鬱は誰にでもおこりうる』とよく言われます。
ましてや、熱心に婚活してもなかなか上手くいかず、相手からの断りが続くと、気が滅入ってしまい、鬱状態になってもおかしくありません。
こんな疑問を投げかける人もいます。
「婚活する意味がわからなくなってきた」
こんな思いがわいてきたら、少し自身の考えを整理してみて下さい。
冒頭で書いたように、婚活と恋愛は違うものだという認識が必要です。
婚活は、結婚することが目的で、そのための条件を前提に相手を見つける行為です。
婚活の場合は、お互いの条件が合い、そこから好意を深めていき、結婚し家庭を築いて愛情を高めていく、これが一つの理想系です。
その条件がなかなか合わなくて、条件を絞り込めないと思っているのであれば、こんな考え方と意識で結婚した人もいますので、参考にしてみて下さい。
私は、パートナーにしたい相手の条件を、紙に書き出し、それに合う人にしてみよう、と思って、願っていたら、出会えました。
ちなみに、私が、パートナーにしたい相手の条件の内容は、
1、何か問題が起こった時は、話し合って解決しようとできる人
2、健康に対して、自分なりに考えている人
3、人の批判や悪口を言い過ぎない人
でした。(数はしぼることが重要)
この方は、相手への条件を3つのにしぼって、婚活をしていたということです。
注目すべき点は、外的な要件が一つもないことです。
もちろん最低の受入られるライン(年収や家族事情など)は確認していたでしょうが。
やはり重要なのは、私がどういう家庭を築きたいか、どんな生き方をしていきたいかを考えることです。
そのパートナーを探すのが婚活です。
相手の形に見える条件(年収、職業、身長・体重など)を優先すると、「もっと良い条件の人もっと良い条件の人」と際限がなくなります。
気持ちが落ち込んできた時には、もう一度婚活する意味を確認して、婚活鬱にならないよう、自分自身の考えを整理してみて下さい。
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