立憲民主党と日本共産党の共闘の行きつく先

枝野&志位1 政治・経済関連

野党の連係があわただしくなってきています。

【時事通信 2019.4.9】
立憲民主党など主要野党は、9日告示の衆院沖縄3区補選で統一候補を支援する。
7日投開票の11道府県知事選で与野党が唯一対決した北海道知事選の敗北からの反転攻勢を目指す。 

同大阪12区補選では共産党が野党一本化を目指して現職を無所属で擁立。今年最大の政治決戦となる参院選を夏に控え、「共闘」の真価が試される。

4月7日投開票の北海道知事選挙では、自民党・公明党・新党大地が推薦した元夕張市長の鈴木直道氏と、小沢一郎の秘書だった元衆議院議員の石川知裕氏が戦いました。

結果は、1,621,171票対963,942票で、鈴木直道氏が圧勝しています。

北海道といえば、労働組合の組織力があり、実際2017年の衆議院議員選挙の比例票では、自民党779,903票に対して立憲民主党714,032票と拮抗している地域です。

その北海道知事選挙で、野党統一候補が約66万票差で敗れたわけですので、立憲民主党としても戸惑いがあるでしょう。

【時事通信 2019.4.9】

共産党の志位和夫委員長と自由党の小沢一郎代表は8日夜、大阪府寝屋川市内で立候補予定者を激励。

志位氏は「二つの補選で統一候補が勝てば巨大なインパクトになり、参院選へ野党共闘の大きな前進を促す」と力説。 小沢氏は「野党が皆で一生懸命やれば十分勝てる選挙だ」と記者団に述べた。

野党といっても毛色の違う志位独裁の日本共産党と、政局ゲームが生きがいの小沢一郎議員だけは、野党野合に前のめりになっています。

こうでもしないと生き残れないという、野党の悲哀を感じざるをえません。

他の国会議員からも、共産党を含めた野党統一候補をのぞむ声があります。

「私は2016年参院選で、民進党香川県連代表として自党の候補を取り下げ、香川選挙区の野党候補を共産党候補に一本化するという激烈な決断をした。その結果、全国の参院選1人区(改選数1)での野党候補一本化が実現した。」

この発言は昨年の12月、毎日新聞の政治プレミアに掲載された、立憲民主党と会派を組む無所属の小川淳也議員の弁です。

【産経新聞 2019.4.12】

立憲民主、国民民主、共産など主要野党6党派は20日、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、夏の参院選改選1人区での候補一本化の協議に着手した。

過去2回の国政選挙で一方的に候補を降ろした共産党は、次の参院選から「相互推薦・支援」を導入することを訴えており、共産党との直接協力を避けたい立憲民主党などとの神経戦が本格化することになる。

小沢一郎議員にしても小川淳也議員にしても、共産党と組むことがどういうことかわかっているのでしょうか。

日本共産党は、今現在も破壊活動防止法の調査対象団体です。

  ★公安調査庁<共産党が破防法に基づく調査対象団体であるとする当庁見解>

過去において世界では、共産主義を信奉したソ連のスターリンや中国の毛沢東、カンボジアのポル・ポトが、何千万何百万人という尊い生命を犠牲にしてきたか、彼らは認識しているのでしょうか。

この大量の虐殺は、異常な政治指導者が個人の資質においておこなってきたことではありません。

共産主義思想の行き着く先の結果として、虐殺がおこなわれたのです。

共産主義思想に基づいて政治をおこなえば、再び人類にとって悪夢となるでしょう。

それは、歴史が証明しています。それくらいの想像力は、政治指導者であれば持ち合わせてほしいものです。

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