演歌歌手の杜このみさんが、大関の高安関と近々、同居するそうです。
杜このみさんが、高安関との婚約を発表したのは、2019年10月31日でした。
通常であれば、本場所と本場所の間に結婚式&披露宴をおこなうところでしょうが、あいにく新型コロナウイルスの影響でそれができません。
結婚前の同居も今の時代、それほど否定されるもではなくなっていますので、今回の同居発表にいたったのでしょう。
ところで、杜このみファンにとっては、彼女がはたして「結婚後に引退してしまうのか」と心配になっていることかと思います。
本人は、引退のことに対して、踏み込んだ発言はしていませんが、今までの言動から、それを推測してみましょう。
杜このみと高安の夢

杜このみの夢
杜このみさんの一つの夢は、紅白歌合戦に出場することです。
年々減らされている紅白歌合戦の演歌歌手枠です。
2019年の紅組で出演した演歌歌手は、石川さゆり・坂本冬美・天童よしみ・水森かおり・島津亜矢・丘みどりの6名でした。
現状を考えれば、今後演歌歌手枠は減らされたとしても、増やされることはまず考えられないでしょう。
杜このみさんの夢は、簡単には叶えられるかわかりません。
高安関の夢
相撲取りである高安関の夢は、当然横綱になることです。
高安関は、2017年名古屋場所(7月)から大関に昇進し、その後ケガに苦しみ、大関昇進後には2度の休場を経験しています。
2020年に入ってからは、大関から陥落して、春場所(3月)でも4連敗後にケガのため休場してしまいました。
1990年2月生まれで現在30歳の高安関にとっては、今後現役を続けて、どこまで活躍できるのかという正念場でもあります。
まさに高安関は、杜このみさんとの結婚を控え、同居することで再度高みを目指す、きっかけにしたいと思っていることでしょう。
杜このみ・歌手引退への道筋

あくまで私個人の見解ですが、杜このみさんが歌手を引退する可能性は、充分に考えられると思います。
紅白歌合戦出場
2013年にデビューした杜このみさん、デビューの年にはレコード大賞新人賞を獲得しています。
幼少から鍛えられた民謡をベースとした歌唱力は申し分ないので、あとは世間一般に認知されるようなヒット曲を生み出せるかです。
ここ数年でそれを果たせるかが、杜このみさんの紅白歌合戦出場の夢が叶うか叶わないかの分水嶺になる気がします。
というのは、高安関が今後、現役生活をどれだけ続けられるかが、杜このみさんの演歌歌手として、紅白歌合戦出場に挑戦できるかどうかと関わってくるからです。
高安の年寄株取得
高安関が大関から陥落して、春場所でケガによる3度目の休場をしてしまったことは、先ほど書きました。
新型コロナウイルスの影響で、夏場所(5月)がなくなったことが、高安関にとっては、ゆっくりケガを治す良い機会になったと思います。
高安関が、どれくらい現役生活を続けられるかはわかりませんが、ゆくゆくは親方の道へ進んでいくことでしょう。
一般には『親方』という言葉で親しまれていますが、この親方の権利を得るためには、年寄名跡(年寄株・親方株)を襲名することが必要です。年寄名跡の数は、現在105あります。
年寄は65歳が定年(例外あり)で、常識的には年寄名跡は一門内でやり取りされています。
高安関は、田子ノ浦部屋所属で、二所ノ関一門です。
二所ノ関一門では、2022年までに定年を迎える親方が5人いますので、年寄名跡をいづれかの親方から譲渡してもらえる可能性があります。
ただ、年寄名跡があっても相撲部屋の親方(部屋持ち親方)に、すぐになれるわけではありません。
部屋持ち親方が引退するまで、部屋付き親方として所属する力士の指導をすることになります。
高安関が、どのような過程をへて何年後に、部屋持ち親方になるかは、現状の二所ノ関一門の親方の年齢や状況次第なので、ここで私が断定することはできません。
いずれにしてもこの何年かの期間が、杜このみさんが紅白歌合戦出場をかけて取り組める期間といってよいでしょう。
高田みづえという先人
最近のニュースで、杜このみさんは、高田みづえさんの歌手当時の曲を練習しているということです。
若い人にとっては、高田みづえといってもピンとこないかもしれません。
高田みづえさんは、二所ノ関親方(現役時代は若島津)の奥様であり、結婚前はアイドル歌手として活躍していた方です。
1977年に歌手デビューし、デビュー曲「硝子坂」では、レコード大賞新人賞を獲得しています。
年配の方であれば、桑田佳祐が作詞作曲した「私はピアノ」や「そんなヒロシに騙されて」などのメロディーは、記憶に残っていることでしょう。
高田みづえさんは1985年に、当時の大関・若島津関との婚約を発表し、芸能界を引退しました。
力士の妻として、その後親方の女将さんとしての道を選択したのです。
その高田みづえさんの曲を、頻繁に練習している杜このみさんの心情を考えれば、彼女の気持ちはもう既に決まっているような気がします。
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