新たな喫煙規制はいつから始まるの? どんな 内容か確認してみた

喫煙たばこ規制 法律・行政関連

タバコを吸う人の割合は、年々減少しています。

健康面を考えて、禁煙する人もいるでしょう。

また、そもそも最初から、喫煙しない若者が増えているということもあります。

喫煙率推移

世の中でこれだけ喫煙による健康への弊害が宣伝され、また年を追うごとに喫煙場所が制限されてきています。

更にタバコ税が上がり続ける現状を考えれば、喫煙者が減るのは、当然の結果かもしれません。


喫煙者としては、相当肩身が狭くなっている状況で、喫煙規制がもっと厳しくなるというニュースがあります。

【朝日新聞Digital 2019.5.31】
受動喫煙の防止を目的とする改正健康増進法の全面施行まで1年を切った。まずこの7月に学校や病院、行政機関が原則として敷地内禁煙となり、続いて来年4月から飲食店や職場などでの規制が始まる。

もっとも改正法には欠陥がある。個人や中小企業が営む既存の小規模飲食店が、規制対象から外れてしまったのだ。多くの人が利用する場所であり、すみやかな見直しが必要だ。

救いは、法の不備を補おうとする自治体独自の取り組みだ。

朝日新聞Digital

このニュースをもとに、今後の喫煙規制の内容を確認してみます。

Sponsored Link

健康増進法とは

このニュースでは、改正健康増進法が来年から全面施行とあります。

そもそも健康増進法とは、どんな法律なのでしょうか。

健康増進法は、2002年(平成14年)8月に作られた法律です。
目的にはこう書かれています。

<健康増進法>第一章 第一条 目的

この法律は、我が国における急速な高齢化の進展及び疾病構造の変化に伴い、国民の健康の増進の重要性が著しく増大していることにかんがみ、国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定めるとともに、国民の栄養の改善その他の国民の健康の増進を図るための措置を講じ、もって国民保健の向上を図ることを目的とする。

健康増進法

たぶん普通の人はほとんど意識していないでしょうが、この法律には“国民の責務”というものが明記されています。

<健康増進法>第一章 第二条 国民の責務

国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない。

健康増進法

健康の増進に努めるのが、私個人の責任ということです。

では、喫煙に関して、健康増進法にはどのように書かれているのでしょうか。

健康増進法の第六章は、受動喫煙防止という項目です。

非喫煙者に受動喫煙させないため、国及び地方公共団体の責務や喫煙者の配慮義務が書かれています。

健康増進法ができたことで、公共施設が全面禁煙になったり、飲食店の分煙が進みました。

改正健康増進法

当たり前の話ですが、ほとんど法律は、作られて施行され、時代の要請にともない、改正を繰り返していきます。

法律が作られた当時の状況と現在では、世の中が変わってきているので、必要に応じて法律が改正されるのは、当然です。

余談ではありますが、時代が変わっているのに、日本国憲法がまったく改正されていないことは、ある面異常ではあります。

健康増進法ができた当時から、世の中の何が一番変わったのでしょうか。

それは、やはり受動喫煙への嫌悪感が増しているという点かと思います。

受動喫煙2

個人的にも、朝の通勤時に本当にまれに喫煙しながら歩いている人がいると、急いでその人を追い抜き、タバコの煙を避けます。

健康増進法の改正は、簡単に言ってしまえば、受動喫煙させないために施設・屋内の喫煙を原則禁止していく内容です。

2020年4月1日の施行となっています。

この改正によって、受動喫煙を防ぐための取組が『マナー』から『ルール』へと変わっていくと考えるとわかりやすいでしょう。


先ほどの朝日のニュースに、改正法では欠陥があるといいます。

「個人や中小企業が営む既存の小規模飲食店が、規制対象から外れる」という点のことをいっています。

  • 2020年4月1日時点で現存する飲食店・喫茶店等
  • 個人又は中小企業(資本金又は出資の総額が5,000万円以下の会社)が経営
  • 客席面積100㎡以下
  • 喫煙を主目的とするバー・スナック等(たばこの対面販売をしていること)

地方自治体によって、受動喫煙に対する温度差があり、条例でさらに厳しい内容にしている自治体もあります。

地方と都市部での対応に違いが出るのは仕方のないことです。

国がおさえ込むのではなく、地方自治体の裁量(条例)で、取り組んでもらい、世論の様子をみたいというのが、国の本音のような気がします。


【関連記事】⇒『喫煙率・日本での推移は?

コメント

タイトルとURLをコピーしました