「桜を見る会」はいつからはじまった? 民主党政権の時はどうだったのか

桜を見る 政治・経済関連

政府主催の『桜を見る会』に、安倍首相が選挙区の後援会関係者を招待していたということで、問題になっています。

【東京新聞 2019.11.12】
安倍晋三首相が第二次安倍政権発足後の二〇一三年以降、四月に東京・新宿御苑で開いてきた「桜を見る会」の前夜に、都内で後援会と懇親会を毎年開いていたことが分かった。

桜を見る会当日も、首相は毎年、会場で後援会と記念撮影していた。野党は「公式行事の私物化だ」と批判した。

政策面で、対抗軸をなかなか鮮明にできない野党は、この時とばかりに、安倍首相を追及しようとしています。


インフラ整備も含めた災害対策、香港・ウイグル問題をかかえた覇権国家チャイナの益々の横暴など、国内外に政治の問題が山積しています。

そのような現状を考えると、与野党には国会での建設的な議論をしてほしいと、一有権者として思います。

今回問題となっている『桜を見る会』について、ちょっと調べてみます。

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『桜を見る会』いつから

『桜を見る会』は、いつ頃から開催されるようになったのでしょうか。

『桜を見る会』は政府主催で、1952年の吉田内閣から、新宿御苑でおこなわれるようになりました。

もともと皇室主催でおこなわれていた『観桜会』がなくなり、それを復活させる意味合いで始まったのが、政府主催の『桜を見る会』です。

新宿御苑は、皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園に変更された歴史があります。

『桜を見る会』の開催主旨を、菅官房長官の会見から引用します。

「桜を見る会」は、昭和27年以来、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえ、各界において功績・功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃の御労苦を慰労するとともに、親しく懇談される内閣の公的行事として開催をしているものであります。

『桜を見る会』の参加人数と経費

桜①

『桜を見る会』には、どれくらいの参加者とお金がかかっているのでしょうか。

今回問題にされた2019年4月の『桜を見る会』では、参加者およそ18,200人で、かかった経費は約5,500万円でした。

現在、“疑惑”追及の先鋒に立っている、共産党の資料をお借りします。

安倍政権以前の資料がありませんが、2014年から比較すると、たしかに参加人数も経費も右肩上がりです。

民主党政権時の『桜を見る会』

『桜を見る会』が始まってから、自民党にかわる政権交代は2度ありました。

では、2009年から2012年の民主党政権の時は、『桜を見る会』は開かれていたのでしょうか?

先に結論からいうと、民主党政権の時も、自民党政権同様に、『桜を見る会』は開催されていました。

ただし、2010年の鳩山政権の時の一度です。2011年の菅政権では、東日本大震災(3月11日)の直後になるので、当然中止となりました。

翌年の野田政権の時は、北朝鮮が発射予告した長距離弾道ミサイルに備える体制を日本政府がとったため、同様に中止となっています。


国民民主党の玉木雄一郎代表が、『桜を見る会』について、記者会見で語った記事があるので、みてみましょう。

【産経新聞 2019.11.13】
国民民主党の玉木雄一郎代表は13日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に関し、平成22年4月に鳩山由紀夫政権で開催された際、旧民主党が各議員に「推薦枠」を割り振り、招待者を募っていたことを明らかにした。

「各議員4名だったと思うが、推薦枠があり、私自身もお世話になった方々を連れて行った」と語り、自身も支援者を招待したことを明かした。

玉木雄一郎代表が衆議院議員に初当選したのは、2009年8月の選挙でした。

自民党が大敗し、民主党が衆議院議員308議席を獲得して大躍進した選挙で、その後、鳩山由紀夫政権が誕生します。


玉木雄一郎代表が記者会見で語った内容は、2010年4月の「桜を見る会」のことですが、その当時の民主党参議院議員は、109人在籍していました。

衆議院と参議院を合わせた民主党の国会議員数は、417人です。

国会議員になったばかりの議員にも、『桜を見る会』への4名の推薦枠があったということですので、議員の自己都合で推薦した一般人少なくとも1668名が、『桜を見る会』に参加したことになります。

幹部クラスの議員であれば、一人当たりの推薦枠ももっと多いでしょうから、2000名前後は民主党議員推薦枠で、『桜を見る会』に参加したと予想できます。

安倍首相のおごり?

安倍首相にも多少の驕りがあったのでしょう。

それが結果として、“約1万人を目安”(井野政府参考人答弁)としているはずの招待者が、いつのまにか大幅に増えてしまったことにつながっています。

菅官房長官は、11月13日の会見で、こう述べています。

こうした手続きは長年の慣例で行ってきているものであるが、様々な御意見があることを踏まえ、桜を見る会について、政府として招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討したい。

予算や招待人数も含めて全般的な見直しを、幅広く意見を聞きながら行うこととし、ついては来年度の桜を見る会は中止をすることにしました。

ぜひ、見直しを進めてください。


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