2022年10月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「ザ・トラベルナース」が話題になっています。
主演は俳優の岡田将生で、菜々緒が初のドクター役で出演するのも注目されています。

ドラマのタイトルにある『トラベルナース』という言葉は、日本ではあまり馴染みがありません。
『旅行』と『看護師』?
テレビ朝日のHPには、こんな説明があります。
トラベルナースとは…スーツケースひとつを手にいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師のこと。
日本ではまだその存在はあまり知られていませんが、アメリカでは全看護師の10%を占める40万人ものトラベルナースが存在。
特定の病院に所属せず、業務委託で仕事をする看護師ということのようです。
私の視野が狭いのかもしれませんが、看護師というと、医者の補助的業務をおこなうこと+病院の雑用的な仕事を受け持っているイメージがあります。
“優れた技術を持って病院を渡り歩く医者” は何となくイメージできますが、“優れた資格を持ったフリーランスの看護師” は、なかなか想像できません。
今回のドラマでは、毎回毎回別の病院を渡り歩くわけではなく、「天乃総合メディカルセンター」が舞台となるようです。
テレビ朝日のHPには、アメリカの看護師のトラベルナース割合10%(40万人)と書いてありました。
ということは、アメリカの看護師人数は、およそ400万人となります。
2020年末の厚生労働省発表では、日本の看護師人数は1,280,911 人、准看護師人数が 284,589 人でした。合計すると、1,565,500 人です。

日米の人口比を考慮して、人口10万人に対する看護師数を計算すると、日米ともに1200人強で大きな差はありません。
今後日本でも、15万人近くがトラベルナースになってもおかしくないということでしょうか。
アメリカの事情はわかりませんが、このトラベルナースはもしかすると、派遣社員的な看護師のことかもしれません。
人件費を極力削って病院経営にあたるアメリカの医療界が生み出した存在、それがトラベルナース。
私の勝手な妄想です。
アメリカの看護師業界に詳しい方がいらしたら、コメントで教えて下さい。
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