小泉今日子は共産党とどんな関係があるのか 政治的発言をピックアップ

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芸能人が政権批判をすると「あいつは共産党員か」とレッテルを貼られることがあります。

また日本共産党の機関誌『しんぶん赤旗』にインタビュー記事や対談記事などが載ると、同様に「やっぱり共産党員だ」と言われてしまいます。

小泉今日子氏もその一人のようです。

はたして小泉今日子氏は、日本共産党とどういった関係にあるのでしょうか。

確認してみましょう。

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小泉今日子と日本共産党

小泉今日子氏は過去において、日本共産党と関係があったわけではありません。

ではなぜ、日本共産党と小泉今日子氏がいかにも関係が深いかのような噂が流れたのでしょうか。

それには理由がありました。

“日本共産党から出馬” 記事

2020年に「小泉今日子が日本共産党から選挙に出る」という噂が流れました。

週刊誌のアサヒ芸能の記事による影響でした。

記事のタイトルは『小泉今日子、共産党から出馬準備』です。

何を根拠にして、この記事が書かれたのかはわかりません。

この記事やそれに反応した人に対して小泉今日子氏は、当時のツイッター上でこう発言しています。

「あの記事を信じてる人がたくさんいることに驚いている。あんなウソを平気で書くなんてと腹立たしく思っている」

この発言通り2021年の衆院選にはもちろん、小泉今日子氏はその後の選挙にも日本共産党から出馬をしていません。

冒頭で書いたように、やはり小泉今日子氏の政府批判やしんぶん赤旗に記事が載ったことが、日本共産党との親密な関係を疑われた原因でした。

しんぶん赤旗に掲載

しんぶん赤旗の2020年5月31日号の紙面に、小泉今日子氏と女優の渡辺えり子氏との対談が載りました。

当時は新型コロナウイルスが蔓延し、政府の自粛要請によって演劇界や音楽業界などが深刻な打撃を受けていた時でした。

国に支援を求めたり、世間に現状を知ってもらうためにもこのような発信が必要だったと思います。

問題は発信した媒体でした。

しんぶん赤旗は、日本共産党の機関紙です。そして日本共産党は、今でも破壊活動防止法の調査対象団体となっている組織です。

  『共産党はなぜ嫌われるのか?

だからといって、週刊誌が『共産党から出馬準備』という嘘の記事を書いていい理由にならないことは言うまでもありません。

小泉今日子の政治的発言

小泉今日子氏は過去において、どのような政治的発言をしてきたのでしょうか。

いくつかピックアップしてみました。

「検察庁法改正案に抗議します」

一つの大きなきっかけは、2020年5月に小泉今日子氏がX(当時はツイッター)で、「検察庁法改正案に抗議します」とハッシュタグをつけてツイートしたことでした。

そこには「私、更に勉強してみました。読んで、見て、考えた。その上で今日も呟かずにはいられない」とも書かれていました。

このツイートに多くのネットユーザーが反応しました。



検察庁法改正案は、2020年5月に第4次安倍政権下で議論されていました。

内容をざっくり言えば、国家公務員の定年を段階的に65歳に引き上げるための法案で、それと共に、内閣や法務大臣が認めれば定年延長を最長で3年まで可能にするものでした。

これに対して野党やマスメディアは反対の姿勢を示します。

ある意味安倍政権批判のための格好の材料だったともいえます。

問題の本質は内閣により恣意的に定年延長ができる点であると指摘する識者もいました。

「難民の送還ではなく保護を」

名古屋の入国管理センターに収容中だったスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなりました。

そのことに対して、ハッシュタグをつけ『難民の送還ではなく保護を』と小泉今日子氏はツイートしました。

このツイートに対してはかなりの反発がありました。



「さよなら安倍総理」

小泉今日子氏は政策に反対するだけではなく、“さよなら安倍総理” というワードでツイートまでしています。

【日刊スポーツ2020.5/25】
小泉は25日、自身が設立し代表を務める制作会社「明後日」のツイッターを更新。
東京高検の黒川弘務検事長の処分に関する記事を貼り付け、安倍首相の発言に「こんなにたくさんの嘘をついたら、本人の精神だって辛いはずだ。政治家だって人間だもの」とした。
続くツイートでは「#さよなら安倍総理」というハッシュタグを付けた。
さらに「#赤木さんの再調査を求めます」「#赤木さんを忘れない」と、大阪市の学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当し、その後自殺した財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)についても、言及した。

既にこのツイートは削除されていますが、スクショしている人がいました。

安倍首相(当時)が嘘をついていることを前提にしたツイートです。

これでは日本共産党や立憲民主党議員の主張そのままと言ってもよいくらいです。ツイッター上でも指摘されていました。


少し冷静に客観的な視点で判断すれば、『森友学園問題』は “近畿財務局のチョンボ” であり、『加計問題』は “獣医学会における政官財の癒着” の問題であることはすぐわかります。

小泉今日子の言い分

なぜ小泉今日子氏は政治的発信をするようになったのでしょうか。

文春でのインタビューに応えて、小泉今日子氏はこう語っています。

「政治の話しって言うけど、結局は自分の生活や人生の話しだと思うんです。
それを発信しないのはおかしいと逆に思ってて。
国民的な問題についての個人的な発言じゃないですか」

これは正論です。

私達は日本国という法治国家の中で生きています。

日本国憲法や様々な法律、地方自治体の条例など、それらの決まりを守り生活しているのです。

では法律や条例を最終的に決めるのは誰か、それが国会議員や地方議員です。

その議員の考えや法律案に対して意見を言うのは、国民の権利です。


また朝日新聞のインタビューで「意思表示を続けるのはなぜ?」と聞かれた小泉今日子氏は、

「選挙の投票もそうですけど、私たちがどこに意思を投じるかで国や自治体のリーダーは変わるし、リーダーが変われば街は変わると思うからです」

と答えています。

これもまさにその通りです。

「私が声を上げたくらいで」とか「私が一票投じたところで何も変わらない」などと諦めていては本当に何も変わりません。

芸能人も国民の一人であり、政治に関して意見を述べるのは当然の事です。

ただし芸能人の仕事は公共電波を使った人気商売であり、その発信のよる影響力は大きいです。

その発言に国民から賛否両論が浴びせられる覚悟は必要ではないでしょうか。


2018年に小泉今日子氏は、長年所属していた芸能事務所バーニングプロダクションから独立しました。

現在は2015年に立ち上げた株式会社明後日の代表取締役、所属タレントとして活動しています。

そのような自由な立場になったことも、政治的発言をするようになったきっかけの一つです。


小泉今日子氏が日本共産党どどんな関係にあるのか確認してきました。

しんぶん赤旗に対談が載ったことや、政治的発信内容が日本共産党の主張と類似している点が誤解を受けた理由のようです。

小泉今日子氏の言い分でも確認しましたが、彼女は信念を持って政治的発言をおこなっているようなので、今後も小泉今日子氏の発言がネット上で注目・批判されることは続くでしょう。


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