秋篠宮家に対するバッシングが定期的にニュースになります。
「なぜ秋篠宮家の人達は嫌われるのだろうか」という疑問を持つ人もいるでしょう。
そして、それに対するもっともらしい理由が書かれている記事も目にします。
ハッキリ言ってしまえば、それらの “秋篠宮家が嫌われる理由” は枝葉末節の話しです。
根本的な理由は明確です。
それは “秋篠宮家は嫌われている” 要素を世に出すことで、「秋篠宮家では天皇に相応しくない」と世間一般に思わせることが目的だからです。
「えっ、どういうこと?」
秋篠宮家を国民から嫌われさせたい人達の思惑を整理してみます。
父系一系の断絶
現在の皇嗣は、秋篠宮文仁親王です。
皇嗣とは、皇室典範において皇位継承順位第1位の皇族を指す呼称です。
そして皇位継承順位第2位は、秋篠宮悠仁親王です。
第三位は明仁上皇(125代天皇)の弟の常陸宮正仁親王です。
現状、皇位継承者はこの3名のみであり、皇室典範を改正しない限りこの現実は変えられません。
今上陛下がご高齢となれば、5歳違いの秋篠宮文仁親王もご高齢となるのは必然です。
そうなれば実質次の天皇には、悠仁親王が即位される可能性が高くなります。
では、その次の天皇には誰がなるのでしょうか。
だいぶ先の話になってしまいますが、悠仁親王がご結婚され男子がお生まれにならない限り、父系一系で続いてきた天皇の血統が、そこで途絶えることになってしまいます。
この問題を解決するために、旧宮家を復活させる案や女性天皇または女系天皇を認める案が出てきています。
しかし女系天皇案では、父系一系の継続は断たれます。
天皇の父系一系の流れを断ち切りたいと考えた人達がいます。
そうGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)です。
日本が第二次世界大戦で敗れ、GHQによる日本統治が行われました。
その際GHQは、11宮家を皇室離脱させてしまいます。
ゆくゆくは父系一系を断絶させるのが目的です。そして現在GHQの思惑どおりに事が進んでいることになります。
秋篠宮家バッシング
秋篠宮家バッシングは、要するに「秋篠宮家ではダメ。愛子様が天皇に相応しい」を強調することで今までの皇位継承の取り決めを変えてしまうのが目的なのです。
皇室典範には皇位継承は「男系の男子が継承する」と書いてあります。
【皇室典範】
第一条皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
皇室典範を変えない限り、愛子内親王が天皇に就くことはできません。
であれば皇室典範を変えるために、まず世論誘導が必要です。
秋篠宮家に対してメディアが悪評を立てれば、世論が秋篠宮家バッシングを始めます。
そこに畳みかけるように出てきたのが “女性天皇” や “女系天皇” を容認する考えです。
過去において女性天皇は8人(10代)存在しています。しかしいずれも父系の血統の女性天皇でした。
日本の歴史で、女系天皇は存在していません。
愛子内親王上げ
愛子内親王も素晴らしい方なのでしょう。
愛子内親王を持ち上げる一方で、秋篠宮家の方々を批判したりバッシングすればどういう事が起こるでしょうか。
当然の結果として「愛子様の方が天皇に相応しい」という世論が高まります。
そこでネックになるのが皇室典範です。
「男女平等の時代に女性が天皇になれないのはおかしい!」
日本の伝統や文化へのリスペクトがない政治家はその世論に迎合してしまうでしょう。
このような考えが浸透し皇室典範の改正という方向に向かえば、“愛子天皇” の実現は困難であっても、その次で “女性天皇” “女系天皇” が実現する可能性が出てきます。
これで日本が長きにわたって護ってきた “父系一系の天皇” の伝統が崩れ去ります。
秋篠宮家へのバッシングは、この目標を完遂するための手段でしかないのです。
最近のネット上での皇室関連記事の見出しを見て下さい。
【女性自身2024.9/20】
『愛子さま 日赤“ご早退”して悠仁さまの誕生日をお祝い!逆風にさらされる従弟へ送られた激励』
【PRESIDENT Online2024.9/27】
『帝王学を受けずに皇位を継承するのか…悠仁さまの「成年のご感想」と愛子さまの成年のご発言の圧倒的な差』
【現代ビジネス2024.9/27】
『明らかに悠仁様への忖度では…!東大農学部の「募集要項」にあった「驚きの文言」』
【女性自身2024.10/10】
『「“帝王修行”ともいうべきもの」愛子さま 皇族数問題に揺れるなか宮内庁関係者を驚かせた“覚醒”』
国民はこんな記事ばかり読まされているのです。日本国民を秋篠宮家嫌いにさせたいとしか思えません。
メディアは目的達成のために、今後も秋篠宮家の方々を取り上げて『秋篠宮家は天皇に相応しくない』キャンペーンを継続していくでしょう。
【関連記事】⇒『愛子様が天皇になる可能性はあるか』
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