愛子様が天皇になる可能性はあるのか? 今後の動向に注目

天皇皇后両陛下&愛子様 世間の話題・雑記

2019年5月1日の御代替わりにより、新しい天皇陛下が即位されました。

その後、10月22日の即位礼正殿の儀では、皇居に190をこえる世界各国の元首クラスが参集し、新しく天皇陛下が即位されたことを、内外に宣明されました。

今上天皇は、第126代の天皇となります。


2006年、秋篠宮家に、悠仁親王(ひさひとしんのう)がお生まれになるまで、今上天皇(当時は皇太子)の次は、誰が皇位継承をおこなっていくのか、議論になりました。

結局、悠仁親王のご誕生で、一旦はその議論も立ち消えになったわけです。

今後も皇位が滞りなく継承されていくために、皇室典範の改正も含め、どう対応していくべきか、議論がまたれるところです。

そんな中、「愛子様を天皇に!」というマスコミからの発信があります。

はたして、愛子様が天皇陛下になる可能性はあるのでしょうか?

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愛子様(敬宮愛子内親王)が天皇?

雑誌の『女性自身』は、しきりに“愛子天皇”をプッシュする記事を書いています。

【女性自身 2019.11.5】
<「愛子さまを天皇に!」高まる期待の声…女性天皇に賛成82%>

皇陛下が国内外に即位を宣明され、雅子さまも令和の国際親善の幕開けに存在感を発揮された。ただ、一連の儀式のさなかには、皇室の未来を左右するかもしれない重要な報道もあった。

共同通信社による世論調査の結果が10月27日に報じられ、女性天皇を認めることへの賛成が81.9%に達したことが明らかとなった。反対はわずか13.5%だった。また、母方だけが天皇の血筋を引く女系天皇への賛成は70.0%、反対は21.9%だった。

近代皇室史を専門とする静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。

「女性天皇を認める世論の高まりは、令和の天皇皇后と長女の愛子さまのお人柄や能力が、国民に広く支持されているゆえでしょう。国民の多くは、天皇のもとでお育ちになったお子さまで、立派なお人柄の方が天皇になるのがいいと考えているのです。世論調査を見る限り、ご本人の性別や、男系か女系かといった区別を、国民はあまり重視していないように思われます」

小田部教授は、立憲民主党の皇位継承問題の勉強会に呼ばれている人物です。

どういう立場であるにせよ、世論調査の問題点は指摘してほしかったですね。(指摘しても記事に取り上げられなかった可能性はありますが)

皇室に関する世論調査

世論調査では、女性・女系天皇の賛成が、81.9%・70.0%とかなり高い数字になっています。

設問は以下となっています。

問9「天皇制についてお聞きします。現在、皇位を継承できるのは男性に限られています。あたなたは、女性天皇を認めることに賛成ですか、反対ですか。」

問10「歴代の天皇は父方が天皇の血筋を引く男系で継承されてきました。あたなは、母方だけが天皇の血筋を引く女系天皇を認めることに賛成ですか、反対ですか。」

私たちは学校で、皇位継承について教わることはありません。問題意識をもって自分自身で学ばなければ、その意義と価値がわからないのです。

そういう状態で、ほとんど予備知識がないままに、文章で読むのではなく、電話でいきなりこの質問を投げかけられて、反対と答える人がどれくらいいるかです。

要するに、意味がわからず、“現代が男女平等社会” なので、「女性・女系天皇もOK」という回答になった可能性も否定できません。


共同通信の世論調査ではありませんが、9月28日・29日にNHKが、皇室に対する意識調査を電話でおこないました。

その質問の中に、「あなたは、『女系』天皇の意味を知っていますか。それとも知りませんか。次の4つの中から1つ選んでください」という内容がありました。

回答は、

1. よく知っている ・・・・・・・・・ 6.3 %
2. ある程度知っている ・・・・・ 35.2 %
3. あまり知らない ・・・・・・・・・ 37.2 %
4. 全く知らない ・・・・・・・・・ ・・15.1 %
5. わからない、無回答 ・・・・・・6.2 %

『ある程度知っている』というのがどの程度かわかりませんが、『よく知っている』と合わせると、約4割です。

女系天皇の意味がわからず、女系天皇を認めることに賛成(約7割)と回答する、何といい加減な回答でしょうか。<皇室に関する意識調査


更に『女性自身』は、こんな記事も書いています。

【女性自身 2019.11.5】
<愛子さまへの「天皇教育」開始!雅子さま下された苦渋の決断>

宮内庁関係者によれば、雅子さまはすでに苦渋の決断をくだされているのだという。
「天皇になる可能性が残されている以上、愛子さまには“天皇になる準備”も必要になる――。天皇陛下と雅子さまは、そうお考えになっています。そして、愛子さまへの“天皇教育”を始められているのです」

即位礼正殿の儀には未成年の愛子さまは出席されなかった。しかし愛子さまにとってこの日は、ご自身のお立場を自覚される重大な一日となったはずだと前出の皇室担当記者は言う。

「愛子さまは前日に中間テストを終えられたばかりでしたが、その解放感とは無縁の一日であったことでしょう。早朝から赤坂御所と宮殿を往復される両陛下を愛子さまは欠かさず見送られ、またお出迎えもなさっていたのです。」

「儀式は御所のテレビでご覧になりました。天皇陛下がなさった即位の宣明を、もしかすると将来は、愛子さまがされる可能性もあるのです。雅子さまが事前に“しっかり見ているように”とお伝えになっていたのかもしれません」

『宮内庁関係者』によればとか、「~お伝えになっていたのかもしれません」だとか、曖昧表現による記事です。

『女性自身』ですから、読者はほとんど女性です。

時には感情に訴え、時には世論調査の数字や大学教授の言葉を載せて、うまく “愛子天皇容認” 世論を作っているようにも感じられます。

皇室典範条文

まず確認しておきたいことは、現在の法律で、愛子様が天皇につかれることは、ないということです。

皇室典範第一条にはこうあります。

第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。

そうです。
男系の男子が継承することになっているのです。

更に、第四条です。

第四条 天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。

現在の皇嗣は、秋篠宮文仁親王(あきしののみや ふみひとしんのう)です。

継承順位2位は秋篠宮悠仁親王、第三位は常陸宮正仁親王となっています。

もちろん憲法や法律は、不磨の大典ではありませんので、必要であれば法改正の手続きに則って、粛々と改正していけば良いことであり、皇室典範もその例外ではありません。

ただし、あくまで現時点での “愛子天皇” は、あり得ません。

不吉なことは書きたくありませんが、皇位継承順位二位の秋篠宮悠仁親王に、不測の事態が起きてしまった場合には、今後どうなるかはわかりませんが。

旧宮家の皇籍復帰の議論

まだ記憶に残っている方も多いと思いますが、2019年4月に、日本国民を震撼させる事件が起こりました。

【朝日新聞デジタル 2019.5.8】
お茶の水女子大学付属中(東京都文京区)で秋篠宮家の長男悠仁(ひさひと)さまの机に刃物2本が置かれた事件で、建造物侵入容疑で逮捕された住所、職業不詳の長谷川薫容疑者(56)が「刺すつもりだった」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

実際には刃物を置いただけで、「殿下に自分が来たことを知ってほしかった」とも述べているという。

これこそ、不測の事態になりかねない事件でした。
私が言うまでもありませんが、関係者には猛省していただきたいと思います。

自民党内で、新たな動きがありました。

【朝日新聞デジタル 2019.10.23】
自民党の保守系議員でつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)は23日、安定的な皇位継承策として、「男系男子」を維持した上で、旧宮家の男性の皇籍復帰を可能とする法整備を求める提言をまとめた。

二階俊博幹事長ら党幹部宛てに提出し、安倍晋三首相にも手渡す予定。提言は、母方だけに天皇の血を引く「女系天皇」は「『天皇ならざる天皇』を生み出す」と否定。旧宮家の男性が現皇族の養子となる案などを示した。

皇位継承という問題は、日本国にとっては、ある面危機管理の問題でもあります。

宮家はGHQの指令により、11宮家が皇籍離脱をさせられました。

安倍政権はこの皇位継承問題にどう向き合っていくのか。『日本の尊厳と国益を護る会』の意見をどれだけ取り入れていくのか。

その動向によっては、“愛子天皇” の可能性は、限りなくゼロに近づいていきます。


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