国会議員の中でも知名度は抜群で、未来の総理大臣とささやかれている人物といえば、自民党の小泉進次郎衆議院議員です。
小泉進次郎議員に対しては、よくその学歴が話題にされることが多いようですが、どういうことなのでしょうか?
『学歴が低い』、『学歴詐称・虚飾』など聞き捨てならない言葉も、インターネット上では見受けられます。
小泉進次郎議員の学歴
小泉進次郎衆議院議員は、1981年4月14日生まれで、現在39歳です。 学歴や職歴については、以下になります。
【学歴】
昭和63年4月 関東学院六浦小学校入学 ( 以来中学・高校・大学と関東学院で過ごす)
平成16年3月 関東学院大学経済学部卒業
平成18年5月 米国コロンビア大学大学院政治学部修士号取得
【職歴】
平成18年6月 米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員
平成19年9月 衆議院議員 小泉純一郎秘書
平成20年10月 自由民主党神奈川県第11選挙区支部長
平成21年8月 衆議院議員
平成25年9月 内閣府大臣政務官・復興大臣政務官
平成27年10月 自民党 農林部会長 [小泉進次郎Official Site引用]
中高一貫校から、関東学院大学経済学部に進み、その後、米国のコロンビア大学大学院政治学部で学んでいます。
兄で俳優の小泉孝太郎も高校までは同様に、関東学院六浦中学校・高等学校を卒業しています。
高校時代
関東学院六浦高校では、中学から始めた野球に没頭し、甲子園を目指していました。
高校3年生の時には副キャプテンを務め、強豪ひしめく神奈川大会で、ベスト8まで進んでいます。
この時の経験やトレーニングが、現在の国会議員生活を支えている源と、小泉進次郎議員はその当時をふり返って、語っています。
3年生の夏で野球部を引退してからは、元々好きだった英会話の勉強に力を入れるようになりました。
大学時代
大学2年生の時、父親である小泉純一郎氏が3度目の自民党総裁選に立候補しました。結果は、大方の予想に反して勝利をおさめ、第87代内閣総理大臣に就任します。
続いて兄である小泉孝太郎が、俳優として芸能界デビューを果たしました。
小泉進次郎議員は、この時のことを「自分たちは変わっていないのに、周りの目が変わった」といい、総理の息子ということで色々な人が近づいてきたと、言っています。
大学生活では、好きだった英語の勉強に益々力を入れ、3度のホームスティ(短期留学)を経験しました。
関東学院は、私立の学校で、初代学院長の坂田祐はクリスチャンでした。
関東学院の教育方針・目的も、『キリスト教の精神』が中心であり、一日は礼拝で始まり、聖書を学ぶ時間も週のカリキュラムに組み込まれています。
ちなみに父親である小泉純一郎は、横須賀高校・慶應義塾大学出身です。
関東学院は、特別学力の高い学校ではありませんし、キリスト系の学校ですので、なぜこの学校を選択したのでしょうか?
これは、小泉純一郎氏に直接聞かなければわからない内容かもしれませんが、たぶん地元の学校というのが一番の理由ではないかと思われます
小泉家系譜
小泉進次郎の父は首相まで務めた小泉純一郎、祖父は小泉純也で同じく衆議院議員をしていました。
更に曾祖父の小泉又次郎は、横須賀市長の後に衆議院議員になり、大臣も務めています。 まさに地元横須賀に根をはった政治家の家系なのです。
二人の息子がいたらどちらかを政界に送りたいと思うのは人間の情として自然なことです。
後々の政界への進出を期待して、地元での基盤(友人知人)を固める一つの方法として、小学校から関東学院を選択したのではないでしょうか。
もちろん特別優秀な成績であれば、途中から他の学校に変えた可能性もありますが、そうではなかったのでしょう。(失礼、推測です)
小泉進次郎の最終学歴について
小泉進次郎議員の最終学歴は、コロンビア大学大学院政治学部となっています。これは、完全に特別枠での入学とみていいでしょう。
これは米国のどこの大学にも存在することですから、善悪を論じても仕方ありません。
一つの箔をつける意味もあるでしょうし当然経験にもなります。ゆくゆくは政界入りするという目標の為のステップです。
『おかしい』 『疑惑』うんぬんというのは、だいたいがこのコロンビア大学大学院入学のことを言っているようです。
小泉進次郎議員はもともと、英会話に対しては人一倍関心があったようですので、米国への留学もそのためのものでもあります。
国会議員の学歴のことでいえば、小学校卒でしたが、『コンピュータ付きブルドーザー』と呼ばれた田中角栄元首相のような人物もいました。
かたや東京大学を出ても『宇宙人』と言われ、日本の政治に混乱をもたらした首相もかつていました。
ネット上ではこんな表現をする人もいます。
世襲批判は小泉進次郎みたいな議員にも跳ね返るし、学歴批判も他の有能な議員に火の粉が飛ぶし、学歴差別はナンセンスだから、本人の能力や政策で判断すべきと思う。
非世襲で東大卒・官僚OBや弁護士でも、当選させちゃいけない人は沢山いるのだから。— 茗荷昇紘 (@masilite) 2017年10月16日
学歴を問うことの愚かさ
個人的には、学歴うんぬんと問うこと自体に虚しさを感じます。結局これらは、嫉妬心からくるものと思われます。
「あんな学歴なのに、何であいつが…」
「ろくに仕事の経験もしていないのに、なぜあのポジション?」
学歴や経歴を参考にするのはよいでしょう。ただこれらはあくまで、その人物の過去の歴史でしかありません。
本来問うべきは、現在の実績であり、目の前の物事に取り組む姿勢ではないでしょうか。それがあまりにもひどい内容であれば、公的立場の議員として糾弾されても仕方ありません。
小泉進次郎議員自体は、そんな指摘はどこ吹く風とばかり、様々なスピーチや演説の場で『関東学院出身』の話題を出しています。
学歴が最終的な判断基準ではありません。まぁ、言わずもがなのことではありますが。
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