稲田議員の網タイツ姿
突然ですが、稲田朋美議員の網タイツ姿を見たことがありますか。
すでに巷では、稲田朋美議員 = 網タイツ議員として有名(?)になりかけています。
こちらが画像です。
正直ビックリしました。
「何で網タイツ?」
この画像は防衛大臣等を務めていた時(50歳代)の写真ですので、今現在は愛用しているのかわかりませんが、ちょっとビックリする写真です。
私の知るかぎり、国会議員で網タイツをはいていた女性議員を見たことがありません。
街中でもあまり網タイツの女性を見ませんよね。私の生活空間が狭いからでしょうか。
ネットの声
ネット上では、こんな声があがっていました。
なんで稲田朋美防衛大臣はこんなに網タイツはくんやw
なんでなんやww
どんだけ網タイツ好きなんやww pic.twitter.com/5hhutRgUA9— ゲロオン様(妄想)☪︎⋆。˚✩ (@i0xo_g) 2017年3月17日
ぐふえっ、まあた柄網タイツやってんなあ。普通の黒ストで、ええやん。 普通の黒ストでえ。稲田朋美ぃ。あ、まあ、どうでもええんやけど…。
— 草波玄一郎 (@kusanami1969) 2017年3月14日
正直なところ、どちらかといえば否定的なつぶやきが多い気がします。
あれは、稲田朋美議員の単なる好みのファッションなのでしょうか。または、ご主人の趣味?
それとも何か別な理由があるのでしょうか。
網タイツは福井ブランド
先に答えを言ってしまうと実はこれ、福井県の繊維産業のアピールのために、稲田議員自らが着用しているということなんです。
稲田議員は、メディアでの対談でこう言っています。
「私の地元・福井県は世界に誇る眼鏡の産地です。繊維産業も盛んで、今はいている『SOMARTA』(ソマルタ)の網タイツも福井産です。伝線しにくく、ほころんでもちょっと繕えば大丈夫で、お財布にも優しい(笑)。」 (夕刊フジ引用)
謎(?)が解けました。
福井1区選出の国会議員として、また郷土愛から、あのファッションに行きついたわけです。
確かに網タイツを履いているとかなりインパクトがあるので、宣伝効果は抜群といえます。
支援! 国産の眼鏡店♪
頑張れ、福井県 鯖江の職人さん!
地元の稲田朋美さんも、伊達眼鏡♪https://t.co/Wej6cJOe2b— Takayan@NoTPP (@jazzy_saxophone) 2015年10月1日
2012年、稲田朋美議員は第二次安倍内閣の時に、クールジャパン戦略担当大臣に任命されました。
クールジャパン戦略担当大臣とは、日本の文化・産業の世界進出促進や国内外への発信などの政策を企画立案及び推進する大臣です。
稲田議員は、この大臣への就任を機に、日本の文化・産業を発信すると同時に、地元である福井の産業をアピールしようと、自らが身につけるという行動にでました。
ファッションブランド「SOMARTA」
ちなみにSOMARTAは、廣川玉枝氏が2006年に立ち上げたファッションブランドの名前です。
廣川玉枝氏は1998年、文化服装学院卒業後にイッセイミヤケに入社しました。ニットデザインを中心に活躍したその後、独立して現在に至ります。
ファッションにはどちらかというと疎い私でも何か惹かれるものがあります。
福井県のどんな繊維会社と契約しているのか調べてみましたが、見つけることはできませんでした。
「日本にあるニット技術、テキスタイル技術はレベルが高く、海外が追いつくことはできない技術がたくさんある」と廣川玉枝氏が言っているように、それを福井県の繊維会社が担っているのです。
更に廣川氏は、
「人の手によってニットの編み方を機械に入力しなければなりませんが、対応できる職人が少なく、時間がかかりました。複雑なデザインを汲み取り、繊細な柄表現を具現化して下さった職人の姿勢に感謝しています。日本のものづくりを支えているのは、手間暇を惜しまず、取り組んでいる職人の方々なのだと思いました」【FASHION PRESS】
と述べています。
職人へのリスペクト、良い関係です。
どんな素晴らしい構想・デザインがあっても、それを形にするには相当の技術が必要になります。
日本では繊維業界自体が、海外との厳しい戦いを強いられています。中国との国際競争だけでなく、近年では東南アジア地域の技術力もかなり向上しています。
そんな中でも福井県は繊維産業が盛んで、繊維製品の多くが全国で上位を占めています。
稲田議員の郷土愛から、このファッションが生まれたのですね。
家族を愛し、生まれ育った地域を愛し、見守り育んでくれた日本の地を愛する、いたって自然な心です。
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