『今年の漢字』は誰がどうやって決めるのでしょうか 

2018年今年の漢字・災 世間の話題・雑記

年末は『今年の漢字』を決める季節です。歳を重ねるごとに月日の経つのが早く感じられます。

年末近くになると『新語・流行語大賞』も発表されますが、『今年の漢字』同様、一機関(企業)が始めた企画が、いつの間にか“国民的なイベント”になっているのは、興味深いところです。

ちなみに、2023年の今年の漢字は “税” でした。

“税” が今年の漢字に選ばれたのは、安倍政権(当時)で消費税率が引き上げられた2014年以来2度目のことです。

2023年は一年を通して増税に対する議論が活発に行われた年でした。

給料がなかなか上がらないのに、税金や社会保障費を上げようとする岸田首相に対しては、“増税メガネ” というあだ名がつくほどでした。

今年2024年は、どんな漢字が選ばれるのでしょうか。

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『今年の漢字』とは?

『今年の漢字』は、公益財団法人・日本漢字能力検定協会が毎年おこなっているイベントです。

1995年から始まりました。

日本漢字能力検定協会のHPによれば、『今年の漢字』を始めたきっかけについて、こう書かれています。

「今年の漢字」は、1995年から漢字の素晴らしさや奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として始まりました。

一年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式を行っています。

日本漢字能力検定協会は、1992年に設立された協会で、主に日本語・漢字に関する普及啓発・支援活動をおこなっています。

『今年の漢字』は、毎年12月12日に京都の清水寺で発表されます。

清水寺の貫主(住職)が、巨大な筆で『今年の漢字』を書く様子が毎年テレビで生中継され、年末の恒例行事となっています。

『今年の漢字』の決め方

『今年の漢字』はどのように決めるのでしょうか。

『今年の漢字」は、何名かの著名人や有識者が集まって、会議して決定するものではありません。
そこが、『新語・流行語大賞』とは違うところです。

ちなみに『新語・流行語大賞』では、選考委員会の7人の合議で大賞が決められます。

『今年の漢字』は、毎年11月1日から翌月の12月5日までを期限として、一般の人からの投票で最も多かった漢字を選び、それが『今年の漢字』に決まります。

応募方法は、①インターネット、②はがき、③応募箱(全国区1300箇所以上)での投票です。

2024年『今年の漢字』募集はまだ始まっていません。

関心がある人は、11月頃に『公益財団法人・日本漢字能力検定協会』のHPにアクセルして応募してみて下さい。


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