国葬に反対する市民団体の正体は? 先導しているメンバーを確認

世間の話題・雑記

安倍元首相の国葬が9月27日(火)に行われる予定です。

しかし日本国内では、“国葬反対” の声がやみません。

外国への招待も済ませている状態で、「国内に反対が多いので中止にします」とはいえません。
そんなことは誰もわかっていることです。

にもかかわらず、“国葬反対運動” は拡大しているように見えます。

【神奈川新聞 2022.9/5】
安倍晋三元首相の国葬に反対する署名活動を行っている四つの市民グループなどが5日、東京都内で会見し、40万4258筆が集まったことを明らかにした。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係や弔意の強制などさまざまな批判が上がる中、短期間のうちに署名数が伸びたとし、「国民の中にいかに不満が渦巻いているのかを証明している」と改めて国葬の中止を求めた。
(重複を除いた署名数は約28万人分)

ではなぜ、この “国葬反対運動” はおこなわれているのでしょうか。

上記の記事の中の会見に出席していたメンバーが、どういった人物で今までどのような活動してきたのかを確認すれば、その答えも見えてくると思います。

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市民グループメンバー

会見に出席していたメンバーは、以下の通りです。

小賀坂徹

自由法曹団所属の弁護士で、現在は幹事長という要職にあります。

自由法曹団といえば、左派系の弁護士が集まっている団体として有名です。共産党の山添拓議員も所属しています

法曹団の目的として、「基本的人権をまもり民主主義をつよめ、平和で独立した民主日本の実現に寄与すること」「あらゆる悪法とたたかい、人民の権利が侵害される場合には、その信条・政派の如何にかかわらず、ひろく人民と団結して権利擁護のためにたたかう」とあります。

憲法改正や安倍政権時におこなわた安保法制の整備に、強硬に反対していたのも自由法曹団です。

上野千鶴子

東京大学名誉教授です。

フェミニスト(女性権利拡張論者)で最も有名な人物かと思います。

1999年に男女共同参画社会基本法が施行され、“ジェンダーフリー論” を社会に浸透させようと画策した人物でもあります。

ジェンダーフリー論とは、『男らしさ』『女らしさ』は社会が作り上げた虚構として完全否定し、男女の差は生殖機能の違いにあるのみとする極端な思想です。

共産党員ではないと思われますが、度々しんぶん赤旗に意見が載せられています。

フェミニズムと共産主義の主張には、親和性がありますので、共闘できるところは共闘しているのでしょう。

永山茂樹

東海大学法科大学院教授です。

日本共産党中央委員会が発行する月刊誌『前衛』や『しんぶん赤旗』にも度々出稿している人物です。

もちろん、憲法改正に反対、安保法制が国会で議論されていた時にも、強行に反対の論陣を張っていた人です。

鎌田慧

ルポライター・社会活動家です。

1970年代の成田空港建設反対闘争の際、空港管制塔占拠事件ではデモ隊に参加していました。

その頃からの根っからの左翼運動家です。

その他の市民団体

上記記事の記者会見には参加していませんが、その他にも様々な “市民団体” の方がいらっしゃいます。

田中正道

国葬の予算執行の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた「権力犯罪を監視する実行委員会」の事務局長です。

このTwitterのつぶやきを見てもらえれば、その人となりがわかります。


いくら思想信条が違ったとしても、夫を亡くした女性にかける言葉かと、信じられない気持ちです。本当に、気の毒な方です。憐みを感じてしまいます。

個々の政治家との関係性はわかりません。「一緒に写真撮って下さい」と言われたら政治家は喜んでツーショットに応えるものですので。

関心のある方は、調べてみて下さい。

岩田薫

同じく「権力犯罪を監視する実行委員会」の共同代表です。

1991年に軽井沢町議に当選し、最近では鎌倉市議会議員選挙に出馬して落選しています。

安倍元首相が暗殺された当日の岩田氏のツイートです。

お悔やみの言葉は一切ありません。

そしてその後、国葬儀を阻止するために、即行動に出ます。

その行動力には “あっぱれ” です。

新日本婦人の会

言わずと知れた日本共産党の婦人組織です。

以下のようなプラカードを作成して、組織的に国葬反対運動をおこなっています。

警察庁の見解では、すべての会員が共産党員というわけではないようです。

しかし、その主義主張は、日本共産党とほとんど一緒。

今しきりに、旧統一教会の関連団体として勝共連合やUPFの名前が上がっていますが、正にそれと同じ図式です。

  『共産党はなぜ嫌われるのか?

極左組織

この機会を、極左組織が見逃すはずがありません。

極左暴力組織として有名なのは、革マル派と中核派です。

共産主義という根っこは一緒ですが、お互いわずかな違いから悲惨な闘争を繰り返してきました。

2020年6月現在、革マル派勢力が約5500人、中核派勢力が約4700人と、警察庁では認識しています。

革マル派と中核派ともに、破壊活動防止法の調査対象団体です。

調査対象団体には現在、日本共産党も含まれています。

革マル派

革マル派は、正式名称を「日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派」といいます。

警察庁のHPにも載っている暴力革命を推進するグループです。

8月31日には国会正門前で、国葬反対集会を開いています。

その言い分は、以下の通りです。

「国葬」強行を跳躍台として岸田政権は、日本型ネオ・ファシズム支配体制を強化し、<軍国日本>再興のための軍事強国化と改憲の道を突き進もうとしている。

「解放」(第2736号2022年9月19日)

本当の意味での一般市民が、この主張に賛同できるのでしょうか。

中核派

中核派の正式名称は「革命的共産主義者同盟全国委員会」といいます。

ネット番組のABEMAに出演した若手リーダーの石田真弓氏は、はっきりと暴力革命を肯定していました。

東京都杉並区では、なんと中核派の区議会議員が2019年に誕生しています。

洞口朋子区議会議員です。獲得票数は3275票で、48議席中18位での当選でした。

3275人の区民は、洞口区議会議員の中核派としての本音の部分を理解したうえで、投票したのでしょうか。

一応、日本共産党は暴力革命を否定していますが、中核派は暴力革命を肯定しています。

下のチラシを見て下さい。
国葬に反対する集会とデモ行進の案内です。

少し見ずらいかもしれませんが、下段の呼びかけ人の中に、洞口朋子区議会議員の名前があります。

このチラシをみて違和感を持った人が多いかと思います。

チラシには「アメリカ政府や日本政府による対中国侵略戦争を絶対に許すな」と書かれています。

国葬反対デモを扇動している人達の主張の根底にあるものが、良く分かる文言ではないでしょうか。

一党独裁国家で、少数民族の虐殺をおこない、ベトナムやフィリピンの領土を侵す覇権国家の中国共産党の代弁者となっているのです。

市民団体の正体

マスメディアで『市民団体』『市民グループ』といわれると、一般の市民が立ち上がって怒りの声を上げているように感じられます。

しかし、確認したように、その先頭に立っている人達や扇動している団体は、いわゆる “左翼集団” に分類できることがわかります。

要するに、現政権(自民党)の政策に反対の立場の人達が、安倍元首相の国葬儀に反対することで、自民党一強の状態を打破する方策として、運動を展開しているのです。


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