前回の衆院選は、2017年10月22日におこなわれました。(2021年衆院選・2022年参院選の追記あり)
衆議院議員の任期は4年ですので、2021年10月までに、衆議院の解散があることは間違いありません。
野党は、政権奪取というよりも生き残りをかけて、野党再編をおこなっているのが現状です。
国民民主党の国会議員には、立憲民主党との合流に参加しないメンバーもいます。
現時点でわかっている残留メンバーを、一覧にまとめてみました。
合わせて国民民主党の参議院メンバーの任期や支持団体を確認し、次回衆院選で生き残れるメンバーは誰なのか、チェックしてみたいと思います。
残留・国民民主党メンバー一覧
では、残留する国民民主党のメンバーを衆参にわけて、一覧表にしてみます。
現状、衆議院議員6名、参議院議員8名です。(後に衆院議員1名参加)
【衆議院議員】
議員名 | 選挙区 | 当選回数 |
玉木雄一郎 | 香川2区 | 4回 |
前原誠司 | 京都2区 | 9回 |
古川元久 | 愛知2区 | 8回 |
岸本周平 | 和歌山1区 | 4回 |
山尾志桜里 | 愛知7区 | 3回 |
浅野哲 | 茨城5区 | 1回 |
※後日、西岡秀子議員(長崎1区・当選1回)が国民民主党に参加、合計7名。
【参議院議員】
議員名 | 選挙区 | 当選回数 |
大塚耕平 | 愛知県 | 4回 |
小林正夫 | 比例区 | 3回 |
浜野喜史 | 比例区 | 2回 |
矢田稚子 | 比例区 | 1回 |
榛葉賀津也 | 静岡県 | 4回 |
舟山康江 | 山形県 | 2回 |
足立信也 | 大分県 | 3回 |
伊藤孝恵 | 愛知県 | 1回 |
参議院メンバーの任期
衆議院議員選挙はおよそ一年以内におこなわれますので、メンバーの入れ替わりが近いうちにおこります。
それに対して、参議院議員は任期が6年ですから、ここ数年は現存のメンバーが、国民民主党の基盤的存在になります。
それぞれの参議院議員の任期と比例メンバーの支持団体を確認します。
議員名 | 任 期 | 支持団体 |
大塚耕平 | 2025年7月 | |
小林正夫 | 2022年7月 | 電力総連 |
浜野喜史 | 2025年7月 | 電力総連 |
矢田稚子 | 2022年7月 | 電機連合 |
榛葉賀津也 | 2025年7月 | |
舟山康江 | 2022年7月 | |
足立信也 | 2022年7月 | |
伊藤孝恵 | 2022年7月 |
次の衆院選で生き残れる?
自民党の総裁選挙は、9月14に投開票がおこなわれ、16日に臨時国会が召集される予定になっています。
そこで首相指名選挙が実施され、新内閣が発足されることになります。その後、衆議院の解散がいつおこなわれるのかは、新しい首相の考え次第です。(当時:菅首相誕生)
国民民主党のメンバー6名は、次の衆院選後、また国会に戻ってくることはできるのでしょうか。
玉木雄一郎議員(香川2区)、前原誠司議員(京都2区)、古川元久議員(2区)、岸本周平議員(和歌山1区)の4名は連続当選中で、民主党にとって厳しい選挙となった2012年の選挙でも、自民党候補に競り勝っています。
この4名は、(立憲民主党が潰しにかからない限り)ほぼ間違いなく、次の選挙でも勝ち上がってくるでしょう。
浅野哲議員は、茨城5区で長年連続当選してきた大畠章宏氏(政界引退)の秘書として基盤を受け継ぎ、前回の衆院選で初出馬しました。選挙区では、自民党の石川昭政議員に惜敗しましたが、比例で復活当選しました。
立憲民主党との関係がこじれない限り、浅野哲議員の実力次第で、自民党候補と茨城5区で五分五分の戦いはできるのではないでしょうか。
問題は、山尾志桜里議員です。(後に不出馬を表明)
立憲民主党を飛び出した山尾志桜里議員は、愛知7区の支持者からも不評を買っていると報道されています。
愛知7区を変えて別の選挙区から出馬するのか、まだ正式な発表はされていませんが、次の選挙は試練が待っていることでしょう。前回も厳しい選挙ではありましたが。
国民民主党のメンバーの中には、しばらく無所属で活動していく方針のメンバーもいるようです。
コアなメンバーがしばらく耐え忍び、今後の新生・国民民主党の活躍次第では、徐々に党勢を拡大していくことも可能でしょう。
衆院選(2021年10月)後の党勢【追記】
2021年10月におこなわれた衆院選にて、国民民主党は公示前の8議席を上回る11議席を獲得しました。
比例の各グロックでは30万票前後を集め、1議席の枠を獲得しています。
立憲民主党が共産党と組むことに、不快感を示した連合(日本労働組合総連合会)内の加盟産業別組合が、国民民主党に味方した影響があったと思われます。
以下、衆院選での国民民主党当選者です。
【小選挙区】
浅野哲(茨城5区)
前原誠司(京都2区)
岸本周平(和歌山1区)
古川元久(愛知2区)
玉木雄一郎(香川2区)
西岡秀子(長崎1区)
【比例区】
鈴木義弘(北関東ブロック)
鈴木敦(南関東ブロック)
田中健(東海ブロック)
斎藤アレックス(近畿ブロック)
長友慎治(九州ブロック)
参院選(2022年7月)の結果【追記】
2022年7月に参院選がおこなわれました。
国民民主党は改選前は7議席をもっていましたが、結果としては2議席減らして、選挙区2名と比例代表3名の合計5議席を獲得しています。
【選挙区】
舟山康江(山形)
伊藤孝恵(愛知)
【比例代表】
竹詰仁
濱口誠
川合孝典
この結果、国民民主党の国会議員は衆参両院合わせて、16名となりました。
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