初産を40代で経験した加藤貴子の重い言葉  高齢出産・妊活について

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女優の加藤貴子さんが初めて出産した年齢は、44歳の時でした。

日本産科婦人科学会では、35歳以上での初産を、高齢出産と定義づけています。

<高齢出産>(日本大百科全書)
35歳以上の妊婦の出産。 高年齢出産ともいう。

日本産科婦人科学会は、35歳以上の初産婦を高年初産婦とし、国際産科婦人科連合は、高齢妊娠を初産婦35歳以上、経産婦40歳以上と定義している。

したがって、日本では女性が35歳以上で初めて妊娠すること、世界的には出産経験のある経産婦が40歳以上で妊娠することも含めて高齢妊娠とよび、そこからの出産が高齢出産となる。

それを考えると、44歳で初産をした加藤貴子さんは、かなりの高齢出産です。

加藤貴子さんが、妊活や出産をへて実感した思いを言葉にしてくれていますので、いくつか取り上げてみたいと思います。

42歳からの不妊治療

「どうしてもっと早くに取り組まなかったのか」

彼女が不妊治療を始めたのは、42歳からです。
その年齢になるまでは、自然なかたちでの出産を望んでいた加藤貴子さんでした。

なぜもう少し早目に不妊治療を始めなかったのでしょうか?

「生理があれば、そのうち子供はできると思っていた自分の無知を悔やみました」

こう述べています。

 

これくらいの年齢層の人は、学校教育で『妊娠適齢期』の知識を教わらなかったはずです。

その時代、結婚適齢期という言葉はあっても、そもそも妊娠適齢期や出産適齢期という言葉はなかったと思います。

 

日本産科婦人科学会では、妊娠における適齢期があることを、しっかり学校で教えていくよう政府に働きかけています。

【産経新聞 2015.3.2】
女性の晩産化が進む中、日本産科婦人科学会(日産婦)などが2日、学校教育の現場で妊娠適齢期についての教育を導入するよう求める要望書を有村治子少子化担当相に提出した。

女性のライフスタイルの変化により晩産化が進んでいるが、30代になると妊娠する能力が低下するとして、正しい医学的知識を中学や高校の教科書に載せることを求めた。

『載せることを求めた』と書かれているので、中学校や高校の保健の教科書には、妊娠・出産適齢期があるということが、まだ載っていないということです。

 

3度の流産をへて妊娠・高齢出産

加藤貴子さんは、3度の流産を経験しました。

しかも3度目の流産後、インフルエンザやノロウイルスにたて続けに感染してしまという状況に追い込まれてしまいます。

でもここで、彼女は諦めませんでした。
その結果、その後の体外受精で、初めての赤ちゃんを授かることになります。

ポイントは、3度目の流産後に、約5ヶ月の休みをとり、一時の“妊休”をしたことだったのではないかと、加藤さん自身が振り返っています。

流産のショックや焦り、妊活のストレスを、この休みで軽減できたことが良かったのでしょう。

 

高齢出産のリスク

以下のグラフは、不妊治療における年齢別流産率をあらわしています。

35歳頃を境に、流産の割合が急激に上がっているのがわかります。

加藤貴子さんの場合、実際42歳から不妊治療を始めたということなので、上のグラフでいえば、その年齢は45%近い流産の可能性があったことになります。

 

高齢出産のリスクは、流産の割合だけの問題ではありません。
もう一点の大きなリスクは、産まれてくる赤ちゃんの染色体異常があります。

 

こういった高齢での妊娠・出産リスクを、しっかりと学生の時に理解しておく必要があります。

 

流産の問題を乗りこえ、妊娠・出産したことで、すべて完了ではありません。

いよいよ、ここから子育てのスタートです。

 

高齢出産後の子育て

「高齢出産は産んだ後もしんどい。腱鞘炎になるし、ぎっくり腰にも」

夜泣きによる睡眠不足、抱っこを続けることで、腱鞘炎やぎっくり腰になってしまうこともあります。

特に体力のない女性で、更に高齢であれば、子育てによる身体への負担はかなり大きくなります。

 

妊活経験で得たもの

高齢出産を経験した加藤貴子さんがやはり一番伝えたいのが、妊活はなるべく早くスタートしてほしいということです。

高齢での妊娠・出産は多くのリスクがあるからです。
そして赤ちゃんを授かりたいと思っても、高齢での妊活は、悲しいかな『後の祭り』となる可能性も高くなります。

 

ただし、この妊活や高齢出産の経験で、彼女自身が得たものはかなり大きかったようです。

「不妊治療中はいやおうなしに自分の内面と対峙しなければならないし、夫婦関係を見つめ直す場面が何度もありました」

「私たち夫婦に授かるべきタイミングで子どもたちが来てくれた。今はそう思えます」

このように、前向きな言葉が並んでいます。

 

 

「人間はなぜ生きているのか?」という永遠ともいえる命題があります。

私個人的には、『人間としての人格完成』がその一つだと思っています。
私にも3人の子供がいますが、子育てほど人間を成長させてくれる環境はないと感じます。

 

まさに加藤貴子さんは、高齢出産の体験を通して、夫婦としての絆を深め、親としての自覚など、計り知れない経験を積んで、人間的にも深みが増したのではないかと想像できます。

 

★ 加藤さんが自らの体験をまとめた著書。

【関連記事】⇒『生物学的な妊娠・出産適齢期は何歳か?

 

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