立憲民主党と社民党が合流するとどうなるのか? 現議席数と直近の選挙の得票を確認

協力・連立① 政治・経済関連

立憲民主党の福山幹事長と社民党(社会民主党)の吉田幹事長が、6月8日に会談をおこないました。

両党の合流にむけての話し合いが進んでいて、6月中には合併に向けての確認事項を文書にまとめたいとしています。

はたして、立憲民主党と社民党は無事に合流して、その後どうなっていくのでしょうか。

現状を確認して、まとめてみたいと思います。

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立憲民主党と社民党が合流するとどうなる

立憲民主党と社民党が合流するとどうなるのでしょうか。

合流のメリット

まずメリットですが、二党が合流するのですから、当然、党の勢力が拡大します。

国会議員や地方議員の数、更には党員の数も増えます。民主主義社会は数がものをいうので、与党に対する圧力、世論への影響力も増すことでしょう。

また仲間が増えれば、組織の活性化や新陳代謝がおこなわれるので、世代交代もおこり、より有権者の声に耳を傾けられる党に変わっていける可能性はあります。

しかしこれらは、あくまで二党の合流が、良い方向で進んだ時の話しです。

合流のデメリット

では、逆に合流のデメリットは何なのでしょうか。

今まで立憲民主党と社民党が、別の党であったということは、思想信条や政策面において違いがあったことはもちろん、組織の事情や感情的に一緒になれない何かがあったということです。

その違いを乗り越えられなければ、数が増えても内紛が目立ち、国民の信頼を得ることができなくなります。


元々、社民党の前身は日本社会党で、自民党に対抗する野党第一党として、政界の歴史に名を刻んできた政党です。

1990年代の新党ブームにより、日本社会党の党勢が徐々に縮小する中、1996年には選挙制度が小選挙区比例代表並立制に変わることで、日本社会党は党の看板を下ろさざるを得なくなりました。

結果として日本社会党は、社民党に党名を変えましたが、勢力は分散し、多くのメンバーはやがて民主党へ流れていきました。(この辺の政党の動きは複雑なので大雑把に書いてあります)


現在、立憲民主党内には、サンクチュアリ という名のグループがあります。

このグループは、旧社会党系のグループで、トップは元社会党の赤松広隆議員です。主要メンバーには辻元清美議員阿部知子議員などの旧社民党議員が名を連ねています。

立憲民主党と社民党の合流がなされれば、立憲民主党内のグループの勢力図にも影響があるでしょう。

そのことで、立憲民主党が社会主義的な色合いを強くして、今までの立憲民主党支持者が離れていることも考えられます。

   『立憲民主党の政党支持率の推移を確認

立憲民主党と社民党の現議席数

では、立憲民主党と社民党の現国会議員の議席数を確認してみます

立憲民主党は、衆議院議員が56名、参議院議員が33名で、合わせた国会議員の数は、89名です。

それに対して社民党は、衆議院議員が2名、参議院議員が2名で合計4名、まさに政党としては風前の灯火といっていい状況です。

前回の参議院選挙で社民党は、全国での得票率2%以上をクリアして、政党としての要件を何とか満たしました。

直近の国政選挙の結果

直近の衆議院と参議院の選挙結果を見ると、社民党が本当に追い込まれていることが良くわかります。

2019年参院選

直近の国政選挙は、2019年7月におこなわれた参議院議員選挙です。

選挙区当選者比例代表当選者 比例獲得票数
立憲民主党    9 6,697,707票
  社民党 761,207票

社民党の比例代表で獲得した票数は、NHKから国民を守る党の841,224票よりも少ない票数でした。

2017年衆院選

前回の衆議院議員選挙がおこなわれたのは、2017年10月でした。

これは、都民ファーストの会の代表だった小池百合子都知事が主導した政党改変の影響で、民進党が解党し、立憲民主党が立ち上げられた時の選挙です。

選挙区当選者比例代表当選者
立憲民主党 18 37
社民党

立憲民主党の支持率は、結党時がピークで、その後徐々に減ってきています。

社民党は沖縄2区の選挙区で、自民党との一騎打ちを制して、照屋寛徳議員が当選し、なんとか面目を保っています。

   『社民党の議員数(地方)は現在どれくらいか?

まとめ

立憲民主党と社民党の合流は、野党合流の第一段階です。

社民党は党員の高齢化が進み、厳しい財政状況などもあって、地方組織の維持が困難になりつつあります。より条件の良い状態で立憲民主党の合流を果たす、最後のチャンスかもしれません。


立憲民主党と国民民主党の合流は、前回の話し合いで、物別れに終わっています。

自民党への批判が多くなっても、受け皿となる野党がしっかりしていないと、消極的自民党支持者が増えるか、政治に対して益々無関心な国民が増えてしまいます。

これは日本にとって本当に不幸なことです。だからといって、政策が一致しないのに野党同士が野合を繰り返してもいけません。


二大政党制の理想を掲げて日本の政治が動き出してから、もう20年以上が経ちます。

日本にとっての最良の政治体制が何なのか、まだまだ暗中模索の期間が続くような気がします。


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